2022年5月2日
昨日のスマシエの5Sに続き、マッキンゼーの7Sも簡単に記事化してみます。『マッキンゼーの7S』は会社や組織変革に必要な7つの『S』ということで、既に浸透しているフレームワークになります。
7Sの中でも、「Strategy=戦略」「Structure=組織構造」「System=システム・制度」がハード面。「Shared Values=共通の価値観」と「Skills=スキル」「Staff=人材」「Style=スタイル」がソフト面としてまず分けられます。結論から申し上げると、ハード面を変えるのはとても簡単ですがソフト面を変えるのがとても大変。。
よくあるのが、ハード面は会社トップや役員層が外部環境に応じて変革させようとするものの、ソフト面(ex. 共通の価値観が浸透しない、社員がついてこない、スキルが足りない等)がハード面に整合できずなかなか組織変革ができない、といったケースです。
こういう場合は企業の中で組織変革チームを作り、ソフト面がハード面に整合するように地道な施策を続けていかないといけない場合が多い。まさにキリンビールがアサヒビールにシェアを奪われた後に、組織変革としてこういった施策を社員が中心に引っ張ってやっていったというケースがあります。
私自身、会社の代表取締役というポジションにおり「Strategy=戦略」「Structure=組織構造」「System=システム・制度」は簡単に変えられるかもしれませんがそれで組織改革をした気にならず、ソフト面がハード面に整合するまでをセットで考えて組織運営をしていこうと思います。
井上 智弘