2022年12月26日
Sansanが運営する「Eight」が、2021年・2022年に転職をしたEightユーザー10万人を対象に、キャリアの変遷について調査した結果が出ていましたが、以下の図のように、金融業界からIT業界の営業職(ITセールス)への異業種転職が最も多いということが書かれていました。
ソース:https://saleszine.jp/news/detail/4385?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
私自身も、もともと証券会社の営業職から2社目でITセールスとして転職しておりまさにこのパターンです。先日のブログでも、2022年にフリーランス界隈で最も求められたスキルが「営業」という話を取り上げましたが、転職市場でもITセールスの需要が最も高い、ということが伺えます。背景として、今の日本は人口減少社会かつDX化社会ということで、DX化を推進するIT企業が増える一方、そのIT製品やサービスを販売するためのセールス人材が不足しているという事象に陥っていると思います。一般的にIT人材と言えばエンジニアのことを指しますが、エンジニアの場合は、今流行りのオフショア開発のように日本語ができない海外のエンジニアであったとしてもコードを書いて納品ができれば概ね問題ないはずです。一方、営業の場合は日本語を話せて、日本の商慣習のことを熟知した上で、日本のお客様と対等に会話をしないとなかなか製品サービスを買ってもらえないという意味で専門性が高く、より替えが効きにくい職種だと思います。図にもありますが、今の日本ではITセールスが一番求められている職種だとSmacieでは考えています。Smacieのサービスでは、優秀な複業ITセールスをIT企業へシェアリングするだけでなく、正社員として転職したいITセールスとIT企業とをマッチングができるプラットフォームを提供し、人口減少下においてもIT業界のセールス課題を柔軟な働き方を希望する人材とともに解決していけるようにしていきたいです。
井上 智弘