2022年8月14日
これからSmacieに新入社員がまとまって入ってきた時に、新入社員向けに何を話そうかなとふと考えていると「経験主義」という言葉が思いつきました。自身も過去のいろいろな経験を踏まえて、今の自分が出来上がっているのかなと感じます。書き出すときりがないですが、少年時代には自分のエラーで全国野球大会の優勝を逃したり(ポジティブに言うと全国大会準優勝できた)、社会人になると、証券会社の厳しい上司や数字のプレッシャーの中、一日中胃がきりきりしながら飛び込み営業を行なったり(たまに血を吐いたり)、第二新卒でIT業界へ飛び込み、最初は全くついていけなくどうしようもなかったり(その後3社、IT企業を経験)、今思うと仕事だけでなくプライベートでもさまざまな過酷な出来事がありました。
これらは今でも鮮明に覚えていて「あのときはつらかったなー」という振り返りだけで終わるのではなく、「その経験から何を学んだのか」「これからどう活かしていくべきなのか」というのが一番大事なことだと思います。例えば証券会社での営業経験は、当時の会社の看板はあったものの「0→1」で営業として数字を作り出す大変さを学び、これからの会社経営や事業活動の原点になる思考や行動パターンになるのではという気づきが得られたり、IT業界では独特な商習慣や専門的なITスキル、知識が必要だということで最初のキャッチアップはかなり大変だったものの、ある程度の実績も兼ね備えると市場価値が上がりキャリアアップがしやすくなるということも経験し学ぶことができました。(これからはITの時代だということも)
新入社員が入ってきて「転職した方が色々な経験ができるしオススメだ」といきなり言ってしまうのは建前上難しいかもしれませんが、何事も経験をしないといくら本を読んだとしても体の血肉になることはなく「まずは恐れずなんでもやってみよう」といった話はしてみたいなと思います。何かにチャレンジすると失敗や苦労することは当たり前ですが、若いうちにそういった経験をしていないと30代、40代になってリスクを取れない人間になってしまうか、いきなり大きなリスクをとってしまい取り返しのつかない状態になってしまうかもしれません。Smacieのようなベンチャースピリッツがある会社で働くというのは、新入社員が若いうちにチャレンジをするのにはもってこいの環境ではないのではと感じます。
井上 智弘