2023年12月20日

最近、サイバーエージェントの藤田社長が20代の頃に愛読されていたビジョナリーカンパニーという本を読んでみると衝撃的でした。IBMやディズニー、ソニーなど誰もが知っている企業がいわゆるビジョナリーカンパニーの例としてさまざまな観点で取り上げられていました。

・長く繁栄するビジョナリーカンパニーは、創業期はどの会社も苦労していた
・伸びる製品は、良いアイデアや綿密な戦略のもとで作られたのではなくどれも偶発的なもの
・製品ではなく企業そのものが究極の作品
・目先の利益か、中長期的な利益のどちらを取るか、という二者択一ではなく両方とも実現させる
・基本理念を浸透させつつ、進歩を促す
・一貫性を追求する(基本理念と矛盾することはやらない、排除する)
・大量に試して、うまく行ったものだけを残す
・決して満足してはならない

など、どれも大事だと思いますが、「基本理念を浸透、維持」させつつ「進歩を促す」という部分は、今後経営者をやっていく上でおそらくあらゆる重要な場面で肝になってくるかと思い、特に頭に刻んでおきたい内容です。今の段階でビジョナリーカンパニーを目指してますなど話しをすると笑われたり、相手にされないかもしれませんが、いずれはIBM、ソニーのように社会に大きなインパクトを与え、中長期的に繁栄できる“会社‘’や“組織“を作っていきたいです。

井上 智弘