2022年11月4日
テレアポと言えば普通は商談アポイントを取るためにやるものですが、個人的にはアポを取るためというよりも市場、顧客、競合、自社を知り、今後のセールス戦略を練るためにやるものだと考えています。今の便利な時代では、アポイントを効率よくとる手段は電話以外にたくさんあり、アポを取るだけであれば電話を使ったテレアポにこだわる必要はないと思います。市場はあるのか、顧客はどんな反応をするのか、競合はどの辺がよく出てくるのか、自社はどう見られているのかなどをテレアポを通して生の情報を知れるのはテレアポをやるうえで最大のメリットではないかと感じます。テレアポで今日は100件電話して、1件アポが取れて、アポ率1%です、とか今日はアポ率5%でした、などは本質ではない話で、こういった目先のアポ数をどう増やすかというよりもテレアポをすることによって中長期的なセールス戦略を作りどう売上を最大化するかの視点の方が100倍大事だと考えています。最近だとテレアポ会社等にアポ取りは丸投げをしているという会社は少なくないと思いますが自社でしっかりテレアポを行い、市場、顧客、競合、自社を知った上で今後の事業活動をやっていかないと単なる思い込みのサービスで終わってしまう恐れがあるなというのは自身としても肝に銘じておきたいなと思います。
井上智弘